breathdiary

                       

   

今日ものんびり

 

シャッターが降りてしまった店が相変わらず多いこの街の中心部にあるアーケード。
古い時計店、カバン店 姿がなくなるとなじみの風景が消えて、胸を突く。 何年前かには場所に合わせた縦長の小さな複合ビルが出来て、ケア付きの老人向けマンションの部屋があったり、一階はクリニックだったりする。そこだけが、アーケードの中で異様に新しくて、あとは、シャッターと空き店舗と、生き残った店と少しの新しい店。ありのままを現象として眺めては、感慨にふける。
いつもの結論は駐車場がなっきゃねえ~。 先日、新しくできた店へ友人を誘ってランチした。 店のオーナーの奥さんがルーマニア出身という。ルーマニア料理と看板にあったけれど、ランチじゃわからない・・。 友人は来月に吉井町という古墳群で知られる田舎町の古民家を改造して娘さんと二人でカフェをする。 何でもきくと、町おこしの一貫で、募集に応募して選ばれたという。いくつも古い家が誰も住まなくなっている地域の活性化のための、実験的な試みで改築費用を町が支給するからその出費はいらないらしい。 吉井町というところは、町おこしに昔から熱心なので、なるほど~。 装飾古墳、あの船と鳥が鮮やかに描かれた壁画というお宝を抱えた場所だものなー。のどかな果樹園風景の中にもパワーありだ。

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珍塚古墳   古墳自体を建物で被っているので外観が
普通の民家状態なので来て見ると、え~?!
国道のスレスレに位置していて、入るときは資料館員の人の
スコートがいります。鍵でドアを開いて入るとそれなりに
薄暗い太古の匂いに会えます。

 

今日は一日中曇り空で終わりそう。 日光が射すと暖かさに春が感じられ
ても、異様に空気が顔や手に冷たくあたるという毎日が続く。 花開いた
可憐な梅が家々の間を通る時、視線に飛び込んできて、どうしたの?私は
ここよって、春がささやいていた。