breathdiary

                       

   

秋雨

        

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仕事帰りにいつも眺める山には古い神社がある。そのちょうど真上にだけ、雲が煙ったようにかかり、その隙間からの白い光線が形よく山の頂点に重なるように三角を作って降り注いでいる。 思わずその神々しさに肩がすくんだ。 雨が上がったばかりで空気はほんの少しの冷たさで清々しかった。しばらく立ち止まって眺めていた。 時間はまだ朝。空には青空が見えてきた。これで天気も回復と喜ぶ。 朝昼兼用の外食を済ませて、図書館で時間つぶし。 木々の紅葉が疲れた目に優しく映える。 秋咲きのバラたちも鮮やかな色を少し曇った空の下で穏やかに映し出している。  部屋の静まり帰った空気の中に体が消えるように溶けこんで、意識がない。いつもの幸せな感覚。 目が醒めると窓の外は雨が降り出してきた。かなりの風の強さだろうか、木々の葉っぱを大量に掠め取って飛ばしていく。 急な嵐のような雨風。 外へ出る頃にはまた 薄っすら晴れている。傘がないから助かった。 雨を免れるのは 実は、これまでの実績でそうとうな自信がある・・。^^

部屋に帰ってしばらくすると雷が鳴り出した。 雨だ。 ありがとう、ご苦労様です。

            

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