breathdiary

                       

   

なんだか・・ねぇ

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                                  首疲れない?   ほっといてんか!

 

 

偶然にも帰宅途中にある橋を、渡る手前で後ろから小柄なこざっぱりした清潔そうな身なりの老人が道を尋ねた。 よっぽど近くでないと、歩いてこの橋を渡るようなヒマな人はいない。 手ぶらで何も持っていない老人は、歩いていけるはずの無い遠くの町を言い、そこへどうしても行きたいのだそうだ。  はぁ~・・。これはもしかして、少し恍惚の人?危ないから交番へ連れて行くしかないな。 

交番はそう遠くない。・・しかも真横は私の帰るアパート。^^; 出来すぎだなぁ。

後で交番から電話があって、近くに住んでいて息子さんが迎えにきたそうだった。  なんとなく、少しボケたふりしてからかわれた所もあったかな、という気がしてきてたれど、いたずらっ子みたいなかわいいおじいさんだった。 父がこんな風にとぼけたじいさんになっていたら、どうだっただろうなんて会話しながら考えた。年も変わらないくらいだったようだ。 いつだったかメールで弟がメルアドを教えてくれないので、教えてくれとしつこく言って来た。実は忘れているだけらしいけど。 そのあとは、フェイスブックなどを登録して友達リクエストがきた。あのね・・。(あきれてる) 無視しているうちにいつの間にかなくなっていた。 そう書いた後、もう一度検索をかける気になって見てみると、今度はツイッターが出ていた・・。ちょうど一ヶ月前かららしい。 

2年前に名前を検索したら、いきなり、大学の通信部の掲示板に投稿した父のメッセージが出てきて、死ぬほど驚いてしまった。いまから4年前の日付、70代も後半の人が、東京の大学の通信部の学生をしている事を知った。そのときは、まだ東北の震災の前だ。掲示板は宮城支部で、日付は3月11日。どういう因果かしらないけれど・・。

勉強が趣味だと、去年会ったときに言っていた。 50才で県下一の高校の夜間部に入り、仕事しながら、5年をかけて、卒業している。それは、30年近く前の事になる。

大学は9年在籍し 結局論文まで書いたといってはいたが、卒業は断念したはずと思う。

この人の、胸の中にあるもの・・。わかってやりたくて、泣けてきたりする。そして、そんなことを私の周りの家族たちが望まない事も涙の原因だろうと思う。

なんだか こんな話へと展開してしまった。

読んだ下さった方には、ありがとうです。お辞儀