母さん、奈良と京都を見る
朝一番に向かったのは御室仁和寺。 バス停を降りれば目の前に門があって
歩くのも楽だし、山がバックに構えた昔ながらの景色の静けさがあって、まず
ここを案内したかった。
そこから、さらに北へたどって、上賀茂神社
私はここを訪れるのは、京都へくるたびになので、10回は超えるのでは。真夏のカンカン照りの天気のときほど好きだった。
今回は残念ながらの薄曇。おかげで、涼しくて母には良かったけれど、景色の見栄えは
全然違っている。
次は成り行きで、下賀茂神社へ
母がトイレに行きたいと言うので、途中下車。東寺の方へ行きたかったのだけど、まいいでしょ。 糺ノ森も夏ならではの木陰の神聖さは曇りのために半減。小さな雨粒まで落ちてきたけれど、幸いにすぐにやんでくれた。
通りへ出る頃になってどうにか青空に会うことが出来た。大文字焼きの形がよかったねって笑う。
次は東寺。5時近くに着いたので、時間切れ。中まで入ることは出来なかった。
弘法大師ゆかりの御影堂。
次の日は奈良
泊まった宿がすぐそばだったから奈良に行くたびに見逃していた、漢国神社へ朝一で行く事ができた。お天気は最高だし、ラッキーでした。
新しく出来たばかりのゲストハウス粋というところは、若い親切なイケメンのオーナーでした。^^)v
ならまちを抜けて、興福寺へ出る。坂を登って三重塔が出迎える。北円堂、南円堂と、早くもその規模の大きさには圧倒される。私は2年ぶりに眺めるけれど、懐かしく新鮮。
そして五重塔。母は何を見ても感動を伝えようと言葉にするのには消極的な人。
カメラを向けていると横から雲がひゅう~っと流れてきた。母が龍みたいな雲よと
言うので、追いかけてパチリ。その後にはすぐに崩れて別れて行った。
東金堂と国宝館を堪能して、阿修羅像にもご対面。圧倒される仏像や菩薩像その他を
見ながらも普段の現実から意識を飛ばす様子もない母。歴史に興味が深い人でないと
見方も違うようだ。
ならまちの古風な雰囲気と商店街のおもちゃ箱のような盛りだくさんの店を楽しみながら駅までのんびり歩く。
。
何かの稽古場という紙が張られていたので、パチリ..。
「京つつみ」というお店でお昼ごはん。
赤米の冷酒といのは超辛口だった。
腹ごしらえのあとは世界遺産 元興寺
地蔵会という行事が23,24日の夜に行われたらしかった。残念、前の晩に見逃したわけか。
そしてまた、ならまちの店をぶらぶら。
そして、近鉄電車で、京都へ戻り、祇園行きのバスに乗る。
京都駅にはこの何年かで何度か来ている母。でも京都見物は2回。かなり昔に。祇園も初めてだと言う。八坂神社が綺麗だとうれしそうに笑った。
祇園の通りの店の途中で現れるこの、めやみ地蔵尊。古いこの風情が有り難い。
建仁時 ここも見学時間には間に合わず。外側だけでもこの大きさで充分な見ごたえ。鎌倉の建長寺に兄と3人で2年前に行ったのを思い出す。あの門はすごかった。
。
77歳のおばあさん。祇園のお茶屋さんを初めて見た。「一力」のお茶屋さんを
説明したけど、わかったのかどうか..。
南座の向かいに出雲のお国の像。ほとんど目立たない。関が原の戦いのあと、世が荒んでいた頃に、北野天満宮で舞台をはり京都で大変な人気を集め、四条河原などで勧進興行を行ったという。 日本の文化が凝縮された場所。しかも脈々と息をしている。
こんなに青い色を映した鴨川を見るのは初めて。ありがとう京都さん。
さよなら、鴨川さんまたくるよ。^^)b