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桜の花

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桜が咲き始めてきたのと空気が冷えてくるのとが同時なのはなんでだろう。 花冷えという言葉がある。満開まで一歩手前くらいの花の景色はもう美しさにも酔えるのだけど、春の薄着の寒さに耐えながら見なければならない。 日本の春の風景 枯れ木のように無残な裸をさらしていた木々は魔法にかかったようにして、葉を出より先に見事に花を咲き誇らせる。季節の変わり目に人間の目に死と再生のドラマを示しているかのような 神様の演出がある だから花冷えの頃はどこか厳粛な虚ろさを感じてしまう。