breathdiary

                       

   

椅子に根を生やすか

右ひじを骨折した弟は、入院一ヶ月で先週末に退院になったものの、痛くて一日置きにしか、眠れていないという。 来週には、それでも学会関係での論文発表はやるつもりのようだ。  リハビリだの、色々とこれからも大変だろう。肘の骨が砕けているから、障害も出ると言われている。 でもこのくらいで済んだ事には感謝以外の何物もない。 同じようなケースがやはり、東京の目白駅で起きていた。40代男性が早朝にホームから転落で、左腕は切断だときいた。 うー・・恐ろしいこと。

 

夜明け前にまた起きだして、パソコンの前へ座った。 静まり返った中で、一匹の虫の鳴き声がすぐそばで聞こえてきた。 どこで鳴いているんだろう。秋の虫の声だった。 優雅な高低でリズムをとり、夏の終わりを宣言でもするみたいだった。

先週は真夏の色で焼け付きそうな暑さだった。曇りのない空の青は、それでも今年の夏の旅では少なかった。 佐賀から長崎へ辿った列車旅行で目に焼き付けてきた。

今日は雨は免れたグレーの空が、帰り支度をする夏の背中のように見える。 昨晩はワインをするすると口に運んでしまった。 だらだら過ごす休日で終りそう。